いわゆるLCC(ローコストキャリア)については、日本では格安航空会社と言われており、海外では最近勢力を伸ばしているようです。
すでに多くの方がご存知かとは思いますが、日本では既存の航空会社の権益を守るために、このLCCがわずかしか成田に乗り入れしていないという事情がある一方で、JALの破綻により、その需要が高まっており、ANAが子会社として参入を検討しています。
今回のオーストラリアの最大の目的は、このLCCを利用して日本人にも快適に旅を楽しめるのかということをいろんな角度から検証することです。
(渡航予定)
①シドニー~ブリスベン
②ゴールドコースト~シドニー
③シドニー~メルボルン(メルボルンビジネススクールへのキャンパスビジット予定)
④メルボルン~シドニー
※すべてJetstarを利用
(予約)
上記予約については、敢えて①②を日本で③④を現地にてインターネットにて実施。
まずは①の予約をした際にいきなり格安航空会社の洗礼を受けました。
そう、「荷物」の問題です。
一番安い旅行券の予約は「ジェットセーバーライト」といい、細かい内容を読まずに①の渡航について予約をしてしまいました。
ここで問題なのが、「変更がネットでできない」という点です。
簡単にネットで変更ができないのに加えて、電話で荷物の追加をすると「40ドル=3000円くらい」、当日チェックインの際に変更すると「80ドル=6000円」かかってしまうために、格安航空会社の旅券の同じくらいかかってしまうことになります。
・荷物の問題
・変更ができない
・安い旅券は時間が早朝が多い
※同じ区間であっても、料金は4000円前後~60000円前後まで非常にさまざまです。
結論は、かなり前もって予約をしないと希望の時間でのフライトが予約できないのに加えて、変更ができない。(うーん・・・これだけだとかなり利用するのは微妙ですね)
(チェックイン)
まずは悪評高いチェックインの時間について
やっぱりたくさん並んでいます。
まずは旅券の発券をするために機械にEチケットをかざしますが・・・
「unable to・・・」またまた洗礼!荷物を追加・変更するのを電話でお願いしたからでしょうか???
しかたがないので、荷物を預けるための「baggage drop」に並びます。
約30分並んで、ようやくチェックインカウンターに到着。
カウンターのお姉さんに「No baggage?」を言われたので、「This one Please」と、こんな英語で通じるので、格安航空会社だから大変ということはないかと、
今回は手荷物を超える範囲の荷物を持っていたので、カウンターに並びましたが、WEBでチェックインまでできますので(予約時にも可)、手荷物の範囲であれば、並ぶ必要もありません。
「荷物」を預ける場合、「30分並ぶ」と覚えておけばOK。
シドニーの国内線出発口から撮影したJetstarの機体。シルバーのデザインです。
シドニー国内線の出発口ですが、成田、羽田と違って、効率的に太陽の光を室内に取り込むデザインで、人もあふれ活気があります。日本の場合は何かにつけて、立派なデザインですが、こちらの場合は機能的かつ明るいイメージで、非常に印象がいい。
さて、いよいよ機内へ。
え???思ったより座席が立派!(黒のソフトレザーのデザイン)
座り心地はというと・・・、JALより断然よい!
僕は日本人の割には比較的身体が大きいほうなので、これはうれしい。
離陸して10分くらいたってからでしょうか。うわさの機内販売の開始です。
料金を見たのですが、比較的安いです。(コーヒー300円、ジュースも同じくらい)
もともと、僕はお酒をあんまり飲まないので、ANAのプレミアムクラスに乗ってもジュースしか飲みません。
機内でビールやシャンパンやら飲み放題の人と同じ料金は不公平だと思っていましたので、こちらのほうが僕向きかもしれないです。
(総括)
荷物を預ける30分と日程変更の不便さがなければ、コストパフォーマンスにすぐれたLCCは利用すべきではないかと思います。
先日長距離・長時間の場合は「ビジネスクラスに乗りたい」発言をしましたが、経営者に最も大切なものは「コスト感覚」です。
単に高いものを利用するのは、「無駄使い」。いくら社長の立場とはいえ、LCCを利用することでコストが削減されるなら、1~2時間程度のフライトなら利用すべきだと考えます。
明日は早朝6時10分で一旦シドニーに帰ります。(こんなに早い便で大丈夫かな???)